根の再治療1

神経が死んで、歯の周囲の骨が一部とけてしまった(レントゲンに透過像あり)症例 (感染根管)

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左から二番目は下の前歯です。根の方を見ると歯の左側のほうが右側よりグレーの色をしています。これは、本来白く写る骨がとけていることを示しています。(歯の上のほうの黒っぽいのはプラスチック(CR)でうめてあるためです)この歯の神経は死んでしまい、なかが感染しています。

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今度は右から二番目に写っている歯ですが、根管治療(マイクロエンド)を施し、神経の管を封鎖する薬を詰めて(根管充填)、治療を終了しました。この時点ではすぐに骨はなおらないので、歯の左側に透過像がみえています。患者様が訴えていた、”重い感じ”もとれてきました。

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根をつめて(根管充填)一年後です。歯の左側にあったグレーの領域が白さを取り戻し、右側とほぼ同じ状態になりました。これより、感染が骨まで及んでとけてしまっていた状態から、骨が再生して治癒したことがわかります。